こんにちは。
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
社労士の松本です。
今日は
『新入社員からプライベートな事を聞く必要があるが何か注意することはあるか』
について考えてみます。
前回、新卒採用者が
家族介護や家事でよく欠勤をする件について
書きました。
こういう場合
会社は
企業コンプライアンスや
ワークライフバランス支援
などの観点から
家族介護や家事の状況など
プライベートなことについて
本人から聞き取りをする必要が
でてくることもあります。
欠勤を放置していると
長期休職や退職
などに至ることがありますし
企業コンプライアンス的にも
家族介護と仕事の両立支援を
怠ってしまったということ
にもなりかねません。
ということで
上記に挙げた例に限られませんが
注意することの一点目は
聞く目的ということになります。
さてそれでは
次に
聞く担当者について考えてみます。
担当者は
直属の上司とすることも
良いですが
担当者を誰にするか
考えるときには
パワハラについて
検討する必要があるかなと
思います。
というのは
国が
職場のパワハラの例として
挙げているものの中に
個の侵害
というものがあります。
※パワハラ例は全部で6つあります
㊟6例に該当しない場合でもパワハラになりうる
個の侵害は
私的なことに過度に立ち入るパワハラ
と言われています。
具体例としては
上司が
立場上知りえた
社員のプライバシーに関わる情報(秘密など)
を暴露すること
になります。
そのため
パワハラをさけるために
出来れば
課長級未満の口が堅い人を
担当者にするのが良いと思います。
パワハラは
法律上では
部下から上司への逆パワハラも
あり得るとはいえ
上司から部下への言動が
パワハラの問題につながりやすいです。
また
世間的に
課長級以上くらいからは
職務権力がある側の人と
見られやすいと思うので
担当者は
課長級未満が良いと思います。
※課長級以上でも
パワハラをしなければ良い
今回の例は
新入社員ですから
特に
威圧的にならないような
立場の人が望ましいと
思います。
口が堅いという点については
立場上知りえた
部下社員のプライバシーを
他の人に漏らさない人が
良いからであって
パワハラが起こりにくい
人選ということになります。
『まとめ』
新入社員から
プライベートな事を聞くときの
注意点は
@聞く目的
※企業コンプライアンスや
ワークライフバランス支援など
の目的も併せてもつこと
Aパワハラになりにくい担当者を選ぶ
※口が堅い
※課長級未満など